大学受験、高校受験のウィングローブ英語塾。秋葉原校です。

合格おめでとうございます!

秋葉原校(2024年04月29日)

2023年度卒業生の合格校です。

 

早稲田大学 文化構想学部
早稲田大学 文学部
慶応義塾大学 法学部
上智大学 文学部
上智大学 神学部
立教大学 文学部
芝浦工業大学 工学部
東京電機大学 未来科学部
日本大学 理工学部
防衛大学校 理工学専攻
神奈川大学 経営学部
帝京大学 経済学部
フェリス女学院大学 国際交流学部

 

今年の卒業生は時間的に厳しい条件でしたが、最後までよく頑張りました。
おめでとうございます!

第8弾は、早稲田大学基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部(以下「理工学部」と総称)です。

 

2022年と2021年の2年分の過去問を時間を測って解きました。

 

個人的には、日本一の問題難易度だと思います。お化けレベルの難しさです。

 

この難しさというのも、例えば京都大学の英語のような、解いていて好奇心が刺激される心地よい難しさではありません。無機質に難しい印象です。

 

大問ごとの配点には諸説ありますが、自己採点で120点満点中106~108点でした(2年とも)。

 

この試験で確実に80点以上取る実力があれば、英語の先生として十分やっていけます。それほどのレベルです。

 

2021年の問題は大問5でかなり落としたものの、自分で言うのも何ですが驚異の正答率、よくこんなに正解できたなと思います。

 

2022年は実験的に大問2と大問3の問題をほぼ読まずに解き、いかに速く効率良く正解を選ぶかを意識しました。

 

以下、早稲田大学理工学部の問題形式・傾向および感想です。

 

【問題の形式・傾向・感想】

・試験時間は90分
・120点満点

・大問5つで構成

・選択式

・オカルトレベルの難しさ

・これほどの難易度にする動機が知りたい

・英語で絶対に点を取らせまいという強い意思は感じる
・それでも攻略の糸口はある

・時間配分が命

・大問1が最も難しく、まともに読んでも何のことかわからない可能性大

・他の問題も難しいが、つけいる隙あり

・大問ごとの目標時間配分を事前に細かく決めるのがよい

・大問3のBは最小のエネルギーで効率良くやっても取れる(ことがある)

・大問3のA、大問4のA、大問4のBはそれほど難易度が高くないので得点を稼ぎたい

・大問5の表は必ず事前に頭に入れておく

 

【難易度】17
(数字が大きいほど難易度高、慶応法11, 青学経済3, 明治商7, 東工大12, 理科大理工6, 慶応理工8.5~11.5)

※あくまで個人の感想です。問題難易度であって合格難易度ではありません。

 

たしかに難易度は極めて高いのですが、合格に必要な点数さえ取ればいいので、恐れる必要は全くありません。

 

難しい問題は全員にとって難しいので条件は同じ、結局のところ、大切なのは基礎が盤石であることです。

【英検合格状況】秋葉原校中学生

秋葉原校(2022年12月28日)

過去問以外のことも書きます。

 

今回は秋葉原校中学生の英検合格状況についてご紹介します。

中学から秋葉原校に通って1年前後勉強してきた子たちについてです。

 

秋葉原校の中学生はほぼ全員が私立中高一貫校に通っています(高校生の中にはもちろん高校受験をした子もいます)。

 

あくまで平均ですが、中1で英検3級、中2で準2級、中3で2級合格(少なくとも一次筆記試験合格)といった状況です。中2で2級に最終合格した子もいます。

 

英語に強い苦手意識を持つ子でも、中学のうちから真面目にコツコツ勉強すれば、中学卒業前に準2級はほぼ確実に取得できるでしょう。

 

高校から入って来る子たちは、英検の級を持っていない子も含め様々です。
別にこれから勉強して受験すればいいので、全くもってそれで良いと思います。

 

英検の高い級を取得しているかどうかや勉強ができるかどうかは、正直あまり重要ではなく、本人が誠実でやる気や意欲があることのほうがずっと大切です。

 

英語を含め勉強の得意不得意に関わらず、意欲があって誠実な子を応援したいといつも考えています。

第7弾は慶応大学理工学部です。

 

2020年から2022年まで3年分の過去問を時間を測って解きました。

 

制限時間は90分。

かかった時間は22年は63分07秒、21年が59分28秒、2020年が54分06秒でした。

 

問題の難易度は年度によって大きく差があります。20年と22年は受験生にとっては高難易度ではあるものの常識の範囲内でした。21年はその前後2年に比べるとはるかに難易度が高いです。

 

正解数は22年が60問中58問正解、20年は58問中56問正解、21年は60問中51問正解でした。

 

21年の大問1(長文読解問題)は前後2年より明らかに難しく、大問4(空所補充問題)にいたっては難易度高すぎ、非常識な問題です。あれは英語の問題ではなく物理化学の問題です。

 

以下、慶応大学理工学部の問題形式・傾向および感想です。

 

【問題の形式・傾向】

・試験時間は90分
・150点満点
・2022年と2021年は完全マークシート方式(記述なし)

・2020年は大半がマークシートで一部記述式あり
・2020年の記述式も単語を書く程度で英作文などはなし
・2020年と2021年は大問4つ、2022年は5つで構成
・大問1, 2は毎年長文読解問題(700語~900語程度)
・会話文が毎年大問1つ出題
・2020年と2021年は発音問題も出題されたが、ごくわずかな小問

 

【感想】
・上述のとおり年度により問題の難易度が異なる

・大問1, 2の長文読解問題は、毎年大問2のほうが理解しやすく難易度が低い
・問題によって難易度にかなりの落差があり、取れる問題を確実に取りたい
・90分の試験時間は受験生にとってもさほど時間的に厳しいわけではない

・豊富かつ正確な語彙力が問われる入試問題

・解いていてつまらない、没個性、パンチがない

 

【難易度】8.5(22年/20年), 11.5(21年)
(数字が大きいほど難易度高、慶応法11, 青学経済3, 明治商7, 東工大12, 理科大理工6)
※あくまで個人の感想です。また、問題難易度であって合格難易度ではありません。

 

どういう意図で2021年の大問4を作ろうと決めたのかは不明ですが、受験生をもてあそぶような問題作りは良くありません。

 

がんばれ、受験生。

第6弾は東京理科大の理工学部です。

 

2020年から2022年まで3年分の過去問(2/3実施分)を時間を測って解きました。

 

著作権の関係で2022年の大問2は未掲載のため、解くことができませんでした。

制限時間は60分。かかった時間は2021年は41分25秒、2020年が34分03秒でした。

 

問題の難易度はさほど高くなく、これまで解いた中では青学経済よりは確実に上だが明治商ほどではないという印象です。

 

3年分の入試問題を解いて、不正解は1問でした。

 

以下、東京理科大理工学部の問題形式・傾向および感想です。

 

【問題の形式・傾向】

・試験時間60分
・100点満点
・選択式(記述はない)
・2022年と2021年が大問3つ、2020年は大問4つで構成(2/3実施分)
・大問1は毎年長文読解問題
・大問2からの問題構成は年度や日程でバラバラ(会話文, 文法・語彙問題, 共通テストのような実務的文章等が出題)
・大問1の長文読解問題の配点が全体の5~6割(22年が60点, 21年が58点, 20年が52点)

 

【感想】
・難易度はそれほど高くない

・早稲田理工や東工大に比べればかわいいくらいのレベル
・英語が苦手な受験生でもきちんと準備すれば7割超えは十分可能
・出題の仕方にクセがない、常識人が作る問題
・解き方にテクニック的なものは必要ない
・毎年大問1の長文の配点が大きく、かつ、難易度はさほど高くないので、ここで7割以上取りたい
・大問2以降の問題の構成、配点や難易度が年度ごとに異なり、出題者側に迷いが感じられる

 

【難易度】6
(数字が大きいほど難易度高、慶応法は11、青学経済3、明治商7, 東工大12)
※あくまで個人の感想です。また、問題難易度であって合格難易度ではありません。

 

5.5にしようか迷いましたが、大問2からの難易度が年度によって大きくバラつきがある(難しいものは難しい)ので、6としました。

 

ウィングローブで真面目に勉強していれば英語でしくじることはないはずです。

第5弾は東京大学の英語リスニング問題です。リスニング部分のみ4年分解きました。

 

  • 丸々解いたのは2021年・2019年・2016年の3つです。
  • 2020年分は著作権の関係で一部しか解けませんでした。

 

日頃から音声を使ったシャドーイングができている受験生が報われる問題です。

 

以下、東大リスニングの問題形式・傾向および感想です。

 

【問題の形式・傾向】

・リスニングの試験時間は約30分間(英語の試験時間は120分)
・英語の試験開始後45分経過した頃からリスニングが始まる

・リスニング問題は(A)・(B)・(C)の3つのパートから構成される

・3つのパートで毎年15問出題

・リスニングの配点は30点(英語科目の満点は120点)
・(A)と(B)は内容的に関連しており、(C)は独立
・講義形式と会話形式の問題音声が計3つ流れる
・それぞれの問題音声は2回ずつ放送される
・内容説明や内容真偽の選択肢問題
・社会・文化・科学など幅広い分野から出題

 

【感想】

・3つの音声は確かにすべて長い

・全体の内容理解はさほど難しくない

・細かい部分まで聞き取れていないと正解できない問題もある

・日頃から精読した文章のシャドーイングを地道にできているかが最重要

・テクニック面では問題と選択肢の先読みを短時間で効率的に行えるかがポイント

・2回も音声を流してくれるので、十分に準備すれば難易度は決して高くない

・きちんと準備した受験生であれば7, 8割は正解できるはず

 

問題音声は長いものだと5分ほど流れます。

 

聞き取れた単語の意味をつなぎ合わせて話の内容を想像する程度のリスニング力では対応できません。

根本的にリスニング力を強化する必要があります。

 

リスニング力の強化には音声を使った学習に取り組むことが不可欠です。ですが、その前提として、「正確無比な読解力があって初めて高いリスニング力がつく」ということを知っておく必要があります。精読と、精読した英文のシャドーイングを大切にしてください。

 

時間をかけてコツコツ積み上げればそんなに難しくないので、受験する生徒は早い時期から音声を取り入れた学習を始めましょう。

秋葉原校講師による「過去問チャレンジ」第4弾。

今回は東工大の英語過去問です。

 

  • 2021年と2020年、2年分の過去問(学部別入試)を時間を測って解きました。

 

これまで、慶応法、青学経済、明治商の過去問についてご紹介しました。

東工大の英語の入試問題は、慶応法と比較してもタフです。

 

記述問題も含めてあくまで自己採点ですが、2021年は24問中23問正解、2020年は24問中22問正解でした。

制限時間は90分で、かかった時間は2021年が83分59秒、2020年が87分27秒でした。

 

長文は最初から最後まで読みました。

2020年は取組み方を誤りました。失敗です。時間的にも本当にギリギリで焦りました。

 

以下、東工大の問題形式・傾向および感想です。

 

【問題の形式・傾向】

・試験時間90分
・150点満点
・2つの長文読解総合問題で構成(うち1つ目は超長文)
・2021年は1つ目の長文問題の配点90点、2つ目は60点
・2020年は1つ目の長文問題の配点80点、2つ目は70点
・記述式と選択式問題で構成
・英文和訳、和文英訳、内容説明が記述式問題として出題
・内容真偽問題、空所補充問題等が選択式問題として出題

 

【感想】

・長文読解の英文量が膨大

・長文を全て読み終えることを目標にしてはならない(無理なので)

・問題自体の難易度はそれほど高くない
・内容真偽問題の選択肢は、ほぼ本文の段落の順番通りに並んでいる
・150点満点のうち100点取れれば十分成功
・1つの問題に悩み、時間をかけ過ぎてはいけない(2020年分はこれで失敗しました)
・解ける問題を探し、1点でも多く取ることを意識する
・2つ目の長文問題から解く方法も検討すべし

 

最大の難関は、とにかく膨大な英文量です。

2つの長文読解問題のうち、1つ目の文章のほうが長いという傾向は、何年も続いています。

 

1つ目の問題を最初から最後までまともに解いた場合、それだけで90分の制限時間に達してしまう可能性があります。それほどの分量です。

 

和文英訳や英文和訳など記述式の問題は、英文を完ぺきに読まなくても、ある程度前後の文脈だけで答えを作ることが可能です。向き不向きがありますが、ここに解き方のヒントがあるように思います。

 

【難易度】12

(数字が大きいほど難易度高、慶応法は11、青学経済は3、明治商7)

※問題難易度であって合格難易度ではありません。

 

秋葉原校の皆さん、興味がある大学・学部があれば、学校名・学部名を教えてください。

高校生だけでなく、中学生も遠慮なく言ってください。

 

皆さんが今必要な目の前の学習に取り組んでいる間に、最新の過去問を解いておき、後々情報を伝えます。

ウィングローブ秋葉原校です。

 

秋葉原校講師による「過去問チャレンジ」第3弾。今回は明治大学商学部です。

 

今回も講師が実際に時間を測って英語の入試問題を制限時間内に解いてみました。

  • 最新の2022年ではなく、2021年と2020年、2年分の過去問(学部別入試)を時間を測って解きました。

 

2021年は47問中46問正解、2020年は46問中46問正解でした。

かかった時間は2021年が61分47秒(制限時間80分)、2020年が58分19秒でした。

 

数字だけ見ると簡単そうですが、そんなことは決してありません。

 

以下、明治大学商学部の問題形式・傾向および感想です。

 

【問題の形式・傾向】

・制限時間80分

・150点満点

・マークシート法による選択式と記述式の併用
・いわゆる英作文はなし
・4つの大問で構成

・大問1は文法・語彙問題の空所補充で、難易度は高くない
・大問2は2020年度が会話文、2021年度がエッセーを読んだ上での空所補充問題、特に難しくない

・3つ目と4つ目が長文読解問題

・長文問題は2つとも文章がとても長く、大問2の3~4倍ある
・長文は2つとも似たような問題構成で、空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽問題が出題される
・長文は語彙の知識が問われるものもあるが、基本的には前後の文脈から正解を判断するものが多い

 

【感想】

・難易度は大問によって大きく異なる、全体的にはまずまず高い

・青学の経済学部の英語よりはるかに難しい

・慶応の法学部の英語より簡単

・80分の制限時間のうち75分で終わらせることができれば上出来

・4つの大問のうち最初の2つは難しくない
・後半の大問2つ(長文読解問題)が受験生にとっては難しいはず

・後半2つの長文読解問題は、文章が非常に長く時間がかかるため時間配分には注意が必要

・「長文をすべて読み終わってからはじめて問題を解く」解答スタイルは絶対NG

・長文は読んでいて全てスラスラと読めるわけではなく、文構造を把握するのに一瞬迷う箇所もある

・長文読解の最後に内容真偽問題が出題されるが、紛らわしい選択肢は皆無(長文が読めていれば正解できる)

・難しい単語もかなり出てくる
・きちんと英語を勉強してきた受験生が報われ、そうでない生徒は報われない、誠実な入試問題

 

明治商学部の長文読解問題は、文字通り「長文」です。2年分解いて、とにかく疲れました。それくらい長いです。

そして部分的に文構造が取りにくい箇所もあります。日頃から文構造を取ることに慣れているウィングローブの生徒にとっては有利だなと感じました。

 

【難易度】7

(数字が大きいほど難易度高、慶応法は11、青学経済は3)

※問題難易度であって合格難易度ではありません。

 

秋葉原校の過去問チャレンジは今後も不定期で掲載します。

多くの生徒さんにとって少しでも参考になれば幸いです。

ウィングローブ秋葉原校です。

 

秋葉原校講師が勝手に始めた「過去問チャレンジ」第2弾。今回は青山学院大学経済学部です。

表参道のあの雰囲気、素敵ですよね。

 

第1弾の慶応義塾大学法学部に続き、今回も講師が実際に時間を測って英語の入試問題を制限時間内に解いてみました。

 

改めて「過去問チャレンジ」の目的をおさらいしておきます。

 

  • 1. 実際に時間を測って全問解くことで、各大学・学部の入試問題の特徴・難易度がより鮮明にわかる。受験生の気持ちになって考えることが可能になる。
  • 2.「この入試問題で自分の生徒に合格点を取ってもらう」というゴールから逆算して、その生徒が「いつまでに」「何を」「どのくらい」勉強すべきかの設計がし易くなる。

 

第2弾の今回は、青山学院大学経済学部です。

2021年と2020年、2つの過去問(一般入試)を実際に時間を測って解いてみました。

 

以下、青山学院大学経済学部の問題形式・傾向と感想です。

 

【問題の形式・傾向】

・制限時間90分

・マークシートと記述式の併用
・記述は英文和訳などがあるものの分量はごくごくわずか
・長文問題と呼べるものは大問1つのみ(2019年は長文問題が大問2つ出題)

・2020年と2021年は少し長めの会話文が出題された
・同音異綴語の語彙問題は毎年出ている
・複雑な構造の文章は皆無と言っていい(受験生にとっても)
・2019年は英作文が1問だけ出題されたが2020年と21年は出題されず

 

【感想】

・早慶などと比べると問題は非常に簡単

・90分の試験時間は十分すぎるほどで余裕を持って時間内に解けるはず

・合格最低点は非常に高く「問題簡単=合格簡単」では断じてない

・会話文はどの登場人物が何を言ったのかを追いながら解けば間違えないはず

・選択肢が紛らわしい問題も非常に少ない

・難しい単語も出てくるが文脈から推測可能な範囲
・語彙力と文構造を瞬時に読み解く力があれば、9割前後取ることも可能(日頃から地道にウィングローブの課題に取り組むことがきわめて重要)

 

2年分解きましたが、ともに全問正解でした。90分の制限時間のうち実際にかかった時間は2021年が41分、2020年が43分と、制限時間の半分以下でした。

 

今回も、「正確に」「速く」読む力がつくウィングローブでの日々の学習がとても大切だと改めてわかる入試問題でした。

 

【難易度】3

(数字が大きいほど難易度高、慶応法は11)

※問題難易度であって合格難易度ではありません。

 

秋葉原校の過去問チャレンジは今後も不定期で掲載します。

多くの生徒さんにとって少しでも参考になれば幸いです。

ウィングローブ秋葉原校です。

 

今日から(誰にも望まれず勝手に)始まった秋葉原校講師による「過去問チャレンジ」は、講師が実際に各大学の入試問題を制限時間内に解いてみるという企画です。

 

改めて講師が各大学の過去問を解く目的は、次のようなものになります。

 

  • 1. 実際に時間を測って解くことで、各大学・学部の入試問題が持つ特徴や難易度がよりクリアにわかる。受験生の気持ちになって考えることが可能になる。
  • 2.「この入試問題で自分の生徒に合格点を取ってもらう」というゴールから逆算して、その生徒が「いつまでに」「何を」「どのくらい」勉強すべきかの設計がし易くなる。

 

第1弾は慶応大学法学部です。2018年・2019年・2020年の3つの過去問を実際に時間を測って解いてみました。

以下、慶応大学法学部の問題形式・出題傾向・感想です。

 

【問題の形式・傾向】

・制限時間80分

・マークシート形式(記述なし)
・大問4つか5つで構成
・設問もすべて英語
・読解問題中心

・堅い内容の論説文だけでなく、会話文も毎年出題される
・語彙問題や穴埋め問題もあるが、それらも大半が論説文や会話文の中に登場

・英文の話題は、芸術・司法・移民・メディア報道・フェミニズム・違法薬物対策など多岐にわたる(日頃から様々な話題の文章に触れることが大事)

 

【感想】

・語彙レベルは高い

・会話文の中の口語表現が特に受験生には難しいと思われる(が、消去法で大体正解を絞り込める)

・最後の大問は長文読解、英文が長いため40分以上残しておきたい
・長文読解に紛らわしい選択肢がたまにある(3年間で数問)
・制限時間80分は受験生には短い

・「速く」読むのではなく、「正確に」「速く」読むことを要求する試験問題
・「文の構造を瞬時に見抜く力」と「豊富な語彙力」が不可欠(日頃のウィングローブでの学習がきわめて重要)

 

品詞や文型の知識が曖昧だと合格点は絶対に取れない問題です。

ウィングローブでの日々の学習をしっかりこなすことが大切だとよくわかる問題でした。

 

講師が解いても80分の制限時間のうち65分程度はかかりました。

2018~2020年は毎年問題数が異なり48問~58問出題されましたが、全問正解は2019年のみでした。

 

いろいろ書きましたが、恐ろしいほど難しい問題ではありません。

 

【難易度】11

(数字が大きいほど難易度高、他の入試問題との比較に使用)

 

秋葉原校の過去問チャレンジは今後も不定期で掲載します。

可能な限り多くの大学と学部の問題を改めて実際に解き、生徒さん達に有益な情報を提供していこうと思います。

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